パーキンソン病を何年も見過ごしてしまいました

投稿者: | 2016年11月19日

70歳の母の話です。母はもともと足が悪く自力で歩行はできますが、立ち上がる際は時間がかかるので少し支援が必要でした。高齢になり、徐々に歩き方もゆっくりで杖が必要になったり、転ぶことが多くなったりという症状がありましたが、もともとの足の持病もあり高齢に伴い弱っているのだと思っていました。しかしむせこみやすくなったり、言葉がはっきりしないなどの症状も出てきて心配だったので、一度神経内科を受診してみることにしました。そこでMRI検査などをしてすぐに診断されたのが「パーキンソン病」でした。そしておそらく発症して5年程度は経っているのではないかということでした。転びやすくなったのもパーキンソン病という脳の病気でもともとの足の疾患とは別のものでした。またパーキンソン病は一般的に手足の震えの症状が一般的に知られていると思いますが、実は2割ほどのパーキンソン病患者は震えを自覚しないそうです。今は薬を服用し体調も良くなり悪化は防げていますが、もっと早くに病気に気付いてあげられていたら…、と申し訳なく思っています。