甲状腺摘出手術前の最悪のケースに驚愕

投稿者: | 2017年6月12日

父が甲状腺がんだと診断されました。摘出手術を受けるため、入院することになりました。手術前日には、本人と家族へ医師から説明がありました。その際、実際に開いてみないとわからないと言われ、それに合わせて手術の内容も変わってくるとのことでした。レントゲンやエコーで、ある程度のがんの大きさはわかりますが、精密にはわかりかねるのだそうです。腫瘍がどのぐらいの大きさなのか、他の器官との癒着具合などにもよって、摘出する部分もかなり違ってくるとのことでした。

もちろん、最悪のケースも説明されました。腫瘍が大きく、他の器官との癒着がかなり進行していた場合、声帯をすべて切除する可能性もありますし、食道も大幅に切除するかもしれないそうです。甲状腺自体ももしかしたらすべて切除するかもしれないと言われました。そうなれば、声が出なくなりますし、食事も喉から食べることができません。甲状腺ホルモンの薬も毎日摂取することとなります。その説明を聞いた時、父も当然そうですが、家族全員かなり覚悟をきめる必要がありました。

手術の結果、甲状腺の一部と声帯の片側半分と食道の一部の切除で済んだので、本当に幸いでした。おかげで今は、片側のみ声帯でも声は出ますし、食事も普通に摂取できます。以前と変わらぬ生活が送れているので、本当によかったです。

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